「相田みつをって誰だっけ?」
「ほら“にんげんだもの”だよ」
「あぁ、“にんげんだもの”かぁ」
当館の前を行き交う方々から時折そんな声が聞こえてきます。誰もが普通に使っている「にんげんだもの」という言葉が、いまや父みつをの代名詞のようになりました。2021年で亡くなってちょうど30年。本人が知ったらびっくりするでしょう。
「にんげんだもの」という言葉には父のすべてがあるとも言えますが、それは入口でもあるのです。実は、その先には、書だけでなく詩や短歌、エッセイ、デザインと意外なほど多彩な世界が広がっています。
ぜひ皆さまご自身の眼でご覧頂ければ幸いに存じます。
相田みつを美術館