2023.09.12
(2023.11.09更新)
約半数の作品が入れ替わり会期後半スタート ↓
本展ではその運慶と快慶の名作たちを、六田知弘と佐々木香輔の写真によってご紹介いたします。
運慶の仏像は、リアリティあふれるダイナミックな作風が特徴です。
その造形から発せられる独特の波動に導かれるように、長年に渡り運慶の仏像を追いかけてきたのが写真家の六田知弘です。
存在感が際立つ運慶の仏像たちとの対峙は、撮影という営みにおいて無心の境地に達する数少ない瞬間だと六田は語ります。
一方、快慶の仏像は理知的で繊細な作風が特徴です。
その美しさに夢中になって撮影したのが写真家の佐々木香輔です。
写されるのは、暗闇にゆったりと浮かび上がる快慶の仏像の姿。光を巧みにあやつる快慶に呼応するかのように、佐々木のライティングが冴え渡ります。
時を越えてシンクロする運慶と六田知弘、そして快慶と佐々木香輔。
運慶と快慶という鎌倉彫刻の巨匠を介して、二人の写真家の視点がどのように交わるのかを、ぜひご覧ください。
会期の前半から半数の作品が入れ替わります。また違った魅力あふれる写真展をぜひご覧ください。
なお11月25日(土)、26日(日)にはギャラリートクークの開催も予定しております
(詳細は本ページの下部へ↓↓)
1956年奈良県御所市生まれ。
1980年早稲田大学教育学部卒業。1982年よりネパールヒマラヤ山中のシェルパの村に暮らして撮影。1988年に最初の個展「ひかりの素足―シェルパ」を開催。以降、「自然や宇宙と人間との根源的なつながりを」を遠くに探りながら、石や水、壁、道、そして東日本大震災の記録など様々な事象を対象に撮影し、写真展や出版を通じて国内外で発表する。また、「祈り」と「時」をキーワードに、仏像などの日本美術のほか、ヨーロッパやアジアの文化財や遺跡などの撮影も数多くてがける。
1985年宮城県仙台市生まれ。
2007年日本大学芸術学部写真学科卒業後、写真家の小川光三に師事し、仏像写真・美術出版を専門とする株式会社飛鳥園に勤務。2009年4月から2020年3月までは奈良国立博物館にて写真技師として勤務し、図録や研究書の多くを手がける。仏像の写真に取り組みつつ、現代社会に密接に関わる写真作品を同時に制作・発表している。
・10月7日(土)17:00~
(約1時間)
会 場:相田みつを美術館
第2ホール
参加料:無料
事前申し込み制
(先着70名)
※ 当日はトークショー準備のため、第2ホールは16:20閉館となります
※ 定員満席のため締切となりました。たくさんのお申込みありがとうございます
10/7のトークショー定員満席、盛況のうちに終了いたしました。
そのため、新たにギャラリートークの日程を追加することになりました。
みなさまのご来館を心よりお待ちしております。
● 六田知弘氏と佐々木香輔氏
お二人でのギャラリートーク
11月 5日(日)15:00~
11月26日(日)15:00~
※ 各日とも約40分
● 六田知弘氏 ギャラリートーク
10月20日(金)15:00~
11月 3日(金・祝)15:00~
※ 各日とも約30分
● 佐々木香輔氏 ギャラリートーク
11月 4日(土)15:00~
11月25日(土)15:00~
※ 各日とも約30分
会 場:相田みつを美術館
第2ホール
参加料:無料
お申込み不要